激戦を制した西村拓也が今年初V!!

選抜戦の10Rは眞田英二がインからゼロ台Sを決めて圧倒し、11Rは中辻崇人がインから巧ターンで押し切り成功。眞田は前検から抜群気配で、最後にきっちり意地を見せた。中辻はV候補一角ながら準優で競り負け。その悔しさを白星締めで晴らした。

優勝戦は熱かった。枠なりの3対3から、ジワッと伸びて行ったのが西村拓也。1マークは冷静にまくり差しで切り込むが、他も黙ってはいない。塩崎優司がカドから全速ブン回し、宇佐見淳がそのマーク差しで切り込んで、バックは三者併走状態に。激戦の2マークは宇佐見が最内で優位だったが、差し伸びて強引に先手取りを狙ってきた松田竜馬を行かせて差す形に。そこを西村が迷わず全速ターン。ホームではこの二人が舟を合わせるが、伸びた西村が2周1マークで宇佐見を抑え込んでケリをつけた。

3着争いは、塩崎が1周2マークで中途半端な切り返しとなり、じわじわと差を詰めてきた市橋卓士が2周1マークで塩崎を差し交わし。意地の3着競り勝ちとなった。

優勝した西村は通算14度目、今年初、尼崎では4度目の優出で初めてのVゲット。今節は舟券から外れたのは初日後半だけで、最後は熱戦を制した。今期はなかなか波に乗り切れない面もあったが、このVで上方修正。今後の走りからも目が離せない。