麻生慎介が辛くも予選首位を堅持!

だいいちテレビファイティングカップ4日目。気温が上昇した上に風向きも追いから向かいに変わって、調整やスタートに苦労する声が聞かれた。

3日目まで6戦5勝オール2連対だった麻生慎介。予選最後の11Rはカドから伸びて出た草場康幸を抵抗する形で1Mオーバーターンとなり、4艇に差されてバック後方。追い上げたものの4着までが一杯で、更に1Mは不良航法と判定されるダブルパンチ。3日目までの貯金で何とか予選トップ通過は果たしたが、後味の悪い4日目となった。「足は問題ないし、課題はスタート。しっかり行きたい」と意気込む麻生。優勝戦1号艇を目指し、まずはスタートに集中だ。

予選2位は中辻崇人。こちらは3日目から3連勝とリズムは右肩上がり。しかしながら、「自分が一番欲しい行き足から伸びが足りなくて、不満がある」と。ただ、「乗り心地はあるので、我慢して乗っていきます」と機力には妥協してレースに臨む構えだ。

3位は地元の庄司孝輔。4日目後半の12Rで4着以内に入れば逆転首位のチャンスだったが、結果は5着。「調整が合っていなかったですね。前半(3R)の方が良かった」と反省。「調整が合えば行き足から伸びがいいし、出足も悪くない」と。まずは調整の正解を導き出したいところだ。

ほか地元勢では二橋学、幸田智裕、今坂晃広が予選を突破。ドリーム組は6選手すべて準優進出も、1着だった山本隆幸は成績も機力も下降気味で「ちょっと伸びるだけですよ。いい人は他にいます」と。それでも「この足を維持して準優に臨む」と、持ち前の旋回力を発揮して優勝戦進出を狙う。

エンジンパワーランキング
【上位】
麻生慎介、庄司孝輔、海野康志郎、野添貴裕
【中堅】
山本隆幸、大貫英治、濱崎直矢、渡部悟、大田直弥、木村浩士、幸田智裕、八木富重、土井内大助
【中堅】
林美憲、白石健、武藤綾子、大橋庸志、伸澤進、中辻崇人、後藤孝義、桑原明、高橋二朗、香川素子、土屋千明
【ちょっと不満】
今坂晃広、平田忠則、鈴木茂正、武田信一、野間大樹
【厳しそう】
三松直美