優勝戦は波乱要素たっぷり!

オール2連対でシリーズを牽引していた平尾崇典、中辻崇人、大田直弥は、予選ラストも相譲らずそれぞれ1、2着の走り。平尾と中辻は得点率、着位数とまったく同じ。上がりタイムの差で、平尾が優勝戦の1号艇を手にした。得点上位からは堤健一、泥谷一毅、川上剛が崩れ、笠置博之、古賀繁輝、そして3日目連勝の畑和宏も前日の18位から大きくジャンプアップしてファイナルにコマを進めた。

3日目5Rでは古賀との壮絶な首位争いを制すなど、さすがの江戸川巧者ぶりを見せた平尾が人気を集めそうな優勝戦。ただ、舟足には不安も残す様で「伸びは古賀より良かったけど、出足は古賀の方が上。調整はしてるが出足はつかなそう」と実戦足に不満顔。「水面が荒れれば出足は必要」と話していたが、優勝戦は強い北風予報に対して上げ潮の時間帯で荒水面となる可能性は十分。水面状況というのも優勝を占う上で重要な要素となりそう。

一方で「回った後の押しは好きな感じ」と中辻が言えば、デビュー初優勝を狙う大田、笠置も口をそろえて「出足がいい」と話し、この3人は実戦足に自信。畑は「どんな形に調整しても伸びはいい」とカド枠で必要な伸び足が自慢だ。

また、出足系は仕上がっていた印象の古賀だが「6枠なら1着かゴンロク覚悟の足にして優勝を狙う」と伸び仕様を示唆。攻撃力はあるだけに、思う調整が施せたのなら一発は十分。この古賀の直前気配にも注目が集まる。

エンジンパワーランキング
【超抜】
中辻崇人
【上位】
平尾崇典、大田直弥、笠置博之
【中堅】
畑和宏、古賀繁輝、三品隆浩、林美憲、奥平拓也、泥谷一毅、赤坂等、柘植政浩、多田有佑、藤田浩人
【中堅】
堤健一、金子順一、山本修次、北山康介、山下和彦、岡本猛、川上剛、西原明生、中渡修作、前田聖文、下寺秀和、安藤裕貴、籾山佳岳、平井紀之、中田元泰、西尾亮輔
【中堅】
浅見昌克、竹村明、関道、桑島和宏、庄司樹良々、川田正人、稲毛正剛、金子萌
【下位】
芹澤克彦、葛原大陽、梅内駿佑