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あいにくの雨模様となった最終日。優勝戦は気温4℃、向かい風2メートルの条件下で行われた。絶好枠の地元・中里英夫に対し、3号艇には予選トップ通過したインファイター西田靖が構える。戦前から注目された進入は、展示通り西田が動いた。ピット離れで飛び出すことはなく、回り込んで2コースへ入り、中里はインを死守。132カド456の並びとなった。
中里は100メートル近い起こしとなり、スタートはコンマ38。だが、他艇もみなコンマ20~30台の遅いスタートで、その中で早かった3コースの國崎良春、5コース寳田亮治、6コース柳沢一がスリットを先制。1Mまでに伸びた國崎は内の中里、西田を飲み込み、力強くまくり切った。寳田は外マイ、柳沢はまくり差して追走。先頭の國崎に対し、バック内側から柳沢が猛追したが、國崎は直線で前を締めて2Mを先制。そのまま首位を守ってVゴールを決めた。2連単2-6は3530円、3連単2-6-5は1万9810円という高配当決着。國崎の優勝は通算16回目。2011年12月以来、3年2か月ぶりのVとなった。
序盤は伸びが劣勢だったが、プロペラ調整で徐々にエンジンを仕上げて最終的にはレース足中心に上位級に。低出力エンジンの調整に難航する選手が多い中、初めての経験で最高の結果を出したことは今後の大きな財産となりそうだ。
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