
平和島
平和島
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「第60回報知杯争奪 第44回東京ダービー」最終日。冷たい北風=ホーム向かい風が強く波乱の予兆を感じさせたが、西田靖というイン屋あり、阿波勝哉というダッシュ屋ありの優勝戦はやはりもつれた。
進入から駆け引きが激しく、レースは齊藤仁と西田による猛烈なイン争いからスタート。西田が最内を取り切ったが肝心のスタートで遅れ、1マークは齊藤の小まくりを大外から伸びた阿波がまくり差しで捕らえる展開に。
このまま阿波の優勝かと思われたが、2マークで長岡茂一と競りになった結果、齊藤が差して阿波に肉薄。続く2周1マークで今度は阿波と齊藤による大競りが演じられ、冷静に展開を突いた長岡が再度浮上。齊藤に張られた阿波はコーナー出口で振り込んでしまい、まさかの転覆を喫するという二転三転具合だった。
勝った長岡はこれが通算87回目、平和島は13回目のV。2015年最初の大一番はツキにも恵まれ、最高の形での終幕となった。
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