優勝戦の絶好枠は飯山泰!

開催5日目は準優2番勝負をメーンに争われた。準優11Rは、2号艇の石渡鉄兵が人気を集めたインの寺本重宣を差して白星。寺本は2Mでブン回って2着確保。3着には3号艇の大池佑来が入って、スロー勢で上位を独占した。続く12Rでは1号艇の飯山泰がトップスタートから逃げ快勝。濱野谷憲吾は3コースからつけ回って、まくり差しに入った三角哲男をバック振り切り2着。3着には三角哲男が入線した。

優勝戦は1枠から飯山、石渡、寺本、濱野谷、大池、三角の並び。江戸川巧者がズラリと勢揃いした。絶好枠で人気を集めそうな飯山は「節イチって程ではないが」という前置きはあったものの、「バランスが取れて上位」なら舟足的な不安はないとみて良さそう。

「1号艇は難しいし…」と気になる一言を口にしたのは江戸川水面は百戦錬磨の石渡。江戸川この時期の追い風、追い潮という水面状況を考慮しての言葉だが、その言葉を自ら実証するように準優は2コースからインの寺本をきっちり差して白星。序盤に懸念されていた舟足も日を追うごとに良化、当然ファイナルも準優の再現を狙っての一戦になる。

その石渡に差しを許した寺本は「出足は準優でも上位」と言う一方で、スリット足には不安を残す様子。今シリーズは江戸川3連続Vをかけての戦いになるが、自力が基本の3号艇だけにこのあたりがどうレースに影響するか。地元エースの濱野谷は4号艇にスタンバイ。F持ちの上に次節にはSGの舞台も控えているだけに「スタートは速いと思ったら放るしハナを切ることはない」とさばき勝負を示唆。それでも大江戸賞は過去に6度のV、相性のいいこの大会でどんな戦いぶりを見せるかにも注目が集まる。

大池、三角はまだまだ調整面で課題を残す現状で、レースまでは足の上積みを狙っての作業に時間を費やすことになりそう。

エンジンパワーランキング
【超抜】
飯山泰、高橋英之
【上位】
濱野谷憲吾、寺本重宣、梶野学志
【中堅】
石渡鉄兵、三角哲男、大池佑来、若林将、乙津康志、折下寛法、桑原将光、永田秀二、國浦英徳、三浦敬太、萩原知哉、梅内駿佑、高橋直哉、大西賢、今泉友吾
【中堅】
長田頼宗、鈴木猛、長畑友輔、内堀学、荒川昭、浅和重哉、荒井翔伍、吉田宗弘、森作広大、先山健司、寺島吉彦、相原利章、平井紀之、山田亮太、マイケル田代
【中堅】
福来剛、桑島和宏、杉山貴博、渡辺豊、増田進、原田通雅、江野澤秀明、深澤達徳、多田有佑、茂垣達也
【下位】
竹内吉弘