準優日は開催中止、得点上位の6人がV戦に

台風への吹き返しの影響もあり朝から強烈な南風が吹き、準優日は開催中止。準優戦は行われず、予選得点順位の上位6人が優勝戦にコマを進めることに。

1号艇に座るのは井口佳典。予選ラストは道中4番手から2着に追い上げたことが結果的にこのポールポジションにつながった形で、流れという意味でも申し分なし。完調域の機力面に加えて、イン水域での強さも折り紙つきとあれば、きっちり逃げて優勝を飾る公算は高いといえそう。井口自身も「(去年の)記念で帰ってしまった分もあるし、今回で恩返しできれば。優勝を意識していきたい」と気合の乗りは既に十分だ。

一方で、2号艇に座るのは柏野幸二。昨年大会の覇者だが、奇しくもその昨年Vの時と同じ2号艇。「連覇をできるのはボクだけ」と腕を撫す柏野、ゲンのいい枠番からどんな戦いを見せるのかにも注目が集まる。

3号艇以下は河村了、鈴木茂正、荒井翔伍、齋藤勇という並び。この4人は口をそろえて「内2人が強力で…」と話すが、そこにこそつけ入るスキがあると読むのが河村。「(井口、柏野の)2人とも優勝を意識してると思うし、その2人がけん制するようなら…。そこを冷静に行きたい」と話す。河村の思い描く展開通りになれば穴党の出番もありそうだが…。また「優勝だけを狙ってピンロクみたいなレースをしたい」と話すのは地元ホープの荒井。SGレーサーらを相手にどこまでその旋回が通用するか、若武者の意欲的なレースぶりにもご期待を。

エンジンパワーランキング
【超抜】
井口佳典
【上位】
坂口周、河村了、山崎善庸
【中堅】
柏野幸二、北野輝季、藤山雅弘、大池佑来、高田明、齋藤勇、仲口博崇、本吉正樹、鈴木茂正、花本夏樹、藤田浩人、森作雄大、泉啓文
【中堅】
竹本太樹、浅見宗孝、小畑実成、永田郁弥、荒井翔伍、森岡満郎、三浦敬太、阪本勇介、萩原善行、樋口範政、沢田昭宏、磯部誠、石塚裕介、池田雷太、後藤隼之
【中堅】
大西源喜、吉村茂樹、秋元誠、室田泰史、深山祐二、田上晋六、峰重侑治、細川明人
【下位】
杉江浩明