ボートレース琵琶湖

琵琶湖

田中信一郎が隙なしの鉄壁イン速攻V!!

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「テレボートカップ・JLC杯」の優勝戦は曇り空の下、向かい風5m波高4cmという水面コンディションで行われた。ここまで10戦9勝と他を圧倒する成績でシリーズをリードしてきた田中信一郎が1号艇。2号艇には真庭明志。そして3号艇には田中信と同期で、この優勝戦で上位着を獲ればダービー出場が確定する仲口博崇。さらに4号艇には“日本最速男”の地元・馬場貴也。5号艇には準優戦で一旦は田中信をまくって先行した塚田修二。そして6号艇には山崎昂介という面々で争われた。

ピットからポンと飛び出したのは仲口だったが、ここは無理せず枠なりとなり、3対3の隊形でレースが開始。準優戦ではやや慎重になった田中信もここは0.14のスタート。好位勢もほぼ同体でスリット通過。ダッシュでは準優戦でも素晴らしいスタートを決めた塚田がここでも0.07のトップスタート。そこから思い切って握り込んで、準優戦の再現をと果敢にまくって出るも、ここは左横でカドの馬場も0.13と踏ん張り、塚田を制して自力戦に出る。お互い譲らずに握り込むが、一歩早くインの田中信が先マイから先行態勢を築いていく。馬場と塚田の競り合いで大きく水しぶきが上がる1マーク。インの田中信、そして2コースから差した真庭は一瞬早くまわったあとだったが、その背後で差し構えだった仲口が視界を奪われスローダウン。馬場は外を流す形で、塚田は振り込み気味に失速。バックで早くも独走状態の田中信の勝利はほぼ決し、2着には馬場が浮上。3着に真庭が入線し、1-4-2は900円(4番人気)と堅く収まった。

田中信は今年これが2度目の優勝。ダービー出場を懸けて上位着を狙った仲口は不運な展開もあって5着に終わるなど、同期の2人にとって明暗分かれた優勝戦となった。