毒島誠が強烈パワーでまくりV!!

Sが揃いやすい最終日とあって逃げが8本と幅を利かせたが、万舟券も4本飛び出すなど穴党にも出番あり。選抜戦10Rは魚谷智之がインから押し切って地元の意地を見せ、11Rは中島孝平が鮮やかなまくり差しで突き抜け。終盤にきて気配を上げていたこともあって、最後にSGウィナーの貫禄を見せてくれた。

大注目の優勝戦。進入は波乱なく枠なり3対3だったが、スリットで地元ファンの悲鳴。イン金子龍介がS立ち遅れて、2コースの毒島誠が先制まくり。金子が捨て身の抵抗ターン。毒島はやや膨れながらも、モーターパワーで一気に突き放して見事なまくりVを決めた。

マーク差し続いた山田哲也だったが、2マークは握り過ぎて流れ気味。差し続いていた新田雄史が2マーク差して2位浮上。濱野谷憲吾も同じく2マーク見事な巧旋回で浮上すると、3着争いを制した。

優勝した毒島は通算30度目、GIは2度目、尼崎でも2度目のV。今節は物凄いモーターパワーを誇り、優勝戦も関東の新エースにふさわしい圧巻のレースだった。