V戦ポールポジションは奥平拓也!

予選ラストは級別審査の締め切り日。A1級へ勝負がかかっていた高橋英之、杉山貴博、後藤翔之らがきっちり連に絡み気迫のレースを見せつけた。1号艇は7勝、万舟券は2本という結果。4日目連勝を飾った渡邉俊介が前日の得点率12位から大逆転でファイナル4号艇を手にした。一方で、抜群のパワーを武器にデビュー初優出がかかった三浦敬太は前半レースで痛恨の転覆。減点が響きデビュー初優出は次節以降にお預けに。

優勝戦は1枠から奥平拓也、伯母芳恒、河合三弘、渡邉、石渡鉄兵、福来剛という並び。アピール度の高い走りが光ったセンターの愛知勢、凡機に苦労しながらも底力を見せて優出を果たした実力上位の外枠勢に対し、抜群パワーでシリーズを引っ張った内枠勢という図式に。特に1号艇を手にした奥平の気配は相当なものだ。

ただ、実力者が外枠に控え激戦模様の優勝戦。注目の石渡は「今節は伸びにこだわりすぎていたけど、4日目の足は一番良かった。これなら普通より良く70点」と言えるレベルにまで上昇。当然、一発勝負の優勝戦なら勝ちだけを狙うレースに徹するはず「基本は差し狙い」と話す伯母もパワーは抜群。1Mが混戦になりそうな上に、追い風、追い潮という2コース向きの水面条件を考慮すれば、江戸川初優勝があっても不思議はない。愛知勢も展開次第で大駆けは十分。大外の福来は実戦足に不安の現状、優勝戦までの調整の成果次第で明暗が分かれそう。

エンジンパワーランキング
【超抜】
奥平拓也
【上位】
伯母芳恒、河合三弘、山来和人
【中堅】
石渡鉄兵、渡邉俊介、三浦敬太、後藤翔之、鈴木茂高、高橋英之、田野邊秀樹、鳥居塚孝博、金澤一洋、増田進、高橋真吾、喜川照正
【中堅】
福来剛、杉山貴博、小澤学、塚崎勝、松浦博人、寺本昇平、桑原将光、高柳成聡、廣瀬真也、生方厚成、高木圭右、加藤高史、三上泰教、椎名政浩、太田克哉、山口亮、永田純也、江野澤秀明
【中堅】
浦田信義、荒井翔伍、本吉正樹、齋藤陽介、小林泰、川尻泰輔、飯野秀樹、鈴木正人
【下位】
森下勇