唐津
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金子良昭がイン速攻で押し切りV!!
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プレミアムGI「第15回マスターズチャンピオン(名人戦)」は20日が最終日。1号艇の選手がすんなり逃げそうな番組構成で本命サイドでの決着が多いかと思われたが、10Rではインで断然の1番人気に推されていた今村豊が逃げ切れず。大外枠だった島川光男がまくり差しを決め、3連単では14万円台のビック配当が飛び出した。11Rも好枠の鈴木茂正が3コース回りになるなどして中穴決着に。すんなりと逃げ切れないレースが続いて優勝戦も波乱含みの様相が濃くなっていた。
それでも優勝戦では金子良昭がインを死守して逃げ快勝。大嶋一也の前づけをブロックして枠なり2コースの長谷川巌がFを切るスタート合戦となってしまったが、金子が差しもまくりも許さずの圧勝でマスターズチャンピオン(名人戦)初優勝を飾った。2着は高橋淳美で、昨年の琵琶湖大会の日高逸子に続いて2年連続で女子レーサーが2着に入った。金子のGI優勝は1998年11月の戸田MB大賞以来。通算では3回目で、一般戦を含めると68回目のV。
金子はプロペラの調整方法など独特な理論派。今回も同期の江口晃生とはペラの形は大きく違っていて、試運転もあまりせずエンジンの音などを頼りにエンジン向上を目指していた。今大会はパワーエンジンの底力を思う存分に引き出すことに成功。準優に優勝戦と危なげないレース運びを見せてくれた。