
住之江
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新エンジン・新ボートによるバトルとなった「第55回ホワイトベア競走」は頂上決戦が争われ、圧倒的1番人気に支持された吉永則雄が石橋道友に競り勝ち、地元4度目のVを飾った。
朝から激しい雨と風が吹き荒れた住之江。ファイナルが始まる少し前に雨は止んだが、追い風4メートル、波高2センチとやや厳しいコンデションとなった。6枠の金子良昭の位置取りが注目されたS展示の並びは12635カド4。本番ではピット離れに大きな差はなかったが、5枠の沢田昭宏だけがコース争いに参加せずに6コースを選択した。
本番でも展示と同じく金子が前付けを敢行。ただ吉永、石橋もコースは譲らず、カドを取ったのは藤本佳史。最終的に並びは126カド345に。インの吉永の起こし位置は深くならず、スリットではスロー3艇がダッシュトリオを1艇身近くリード。1マークは当然、吉永が先手を奪ったが、風の影響もありやや流れた。そこへ石橋が鋭く差し。金子は全速も流れ、BSでは内に石橋、外に吉永で併走状態。完全に首位争いはこの2艇に絞られた。
2マークでは石橋が先に回るも、吉永が逆転を狙って渾身の差しを突き刺す。これが見事に決まり、2周1マークで石橋の差しを封じたところで吉永のVは決まった。吉永は1月のびわこ以来のVで、通算では29度目となった。
3着争いも大激戦となったが、3周1マークで沢田が鮮やかな全速攻撃で藤本に競り勝ち、決着をつけた。
なお、次節4月1日からの「なにわ賞」からはシテイーナイターが開催される。
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