
多摩川
多摩川
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5日目は今節で一番高い気温になり、回転の上がりが鈍い1日に。エンジン本体の正味のパワーがない選手が苦しんだ。スローの利きも悪く、イン逃げが減少。W準優戦前半の6Rでも地元期待の長田頼宗がインからS踏み込めずに江夏満にまくられ4着。準優後半も2選手とも負け、7Rの立間充宏だけが唯一逃げを決めた。本体パワーが微妙な原田篤志、小林泰はパワーダウンが顕著に表れ、苦しい準優2戦となった。
優勝戦の1号艇は、準優2戦で着をまとめた立間。「伸びは東本(勝利)くんにやられるけど、出足はいい」と、多少抵抗気味に1Mを回っても、内を差される足ではなく、内向きの仕上がりになっている。優勝戦は東本の攻めさえ凌げれば、しっかり押し切ってくれそうだ。
ただ、 やはり東本の行き足から伸びは脅威。東本自身も「全速スタートならノゾく感じある」と。握れる位置の3コースなら一発あり。課題のスタートさえ全速なら、立間と互角の攻防となりそうだ。2号艇の渡辺浩司も出足、行き足は安定で、トップ級の舟足に仕上げてきた。ただ、こちらも「東本選手には気持ち悪い感じで出てこられる」と、S次第では叩かれる展開に。
4号艇は大澤普司。予選得点はトップだったが、悔しい枠番になってしまった。それでも「優勝戦のメンバーとは足は一緒」と。特に「東本に負ける」というコメントは出てないだけにチャンス十分。5号艇は江夏。「ターン回りをしっかり回れるし、反応が良くなった」と。展開さえあれば出足もいいので突ける仕上がりだ。
地元勢で唯一のV戦登場は長田。ところが6号艇で「枠番なりの足の感じですね」とややトーンダウン。それでも気温がやや下がる予報になっているので、再上昇の可能性は十分。旋回力は侮れなく、展開さえあれば食い込んできそうだ。
エンジンパワーランキング
【上位】
東本勝利、鈴木孝之、上村慎太郎、柘植政浩、渡辺浩司、大澤普司
【中堅】
谷口勝、西田靖、安東幸治、堤健一、立間充宏、茶谷信次、服部剛、富山弘幸、長田頼宗、平見真彦、小川広大、赤坂等、花本夏樹、赤岩善生、鋤柄貴俊、河上年昭、江夏満、寺本昇平
【中堅】
北山康介、小宮淳史、渡邉雄朗、新藤哲三、小林泰、高塚清一、河合三弘、倉尾大介、中野秀彦、永田純也、齋藤智裕、三上泰教、原田篤志、高橋二朗、古賀雅晟、坂元浩仁
【下位】
鈴木正人、高野心吾、浅見昌克
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