予選トップ通過は大澤普司!

「第9回澤乃井カップ」。4日目は予選最終日。W準優戦に進出するベスト12を目指しての勝負駆けの1日に。3日目終了時点で得点率トップに立っていたのは大澤普司。出足、回り足は悪くないが、行き足から先がもうひとつの印象で着を落とした。それでも序盤のアドバンテージが生きてトップ通過。立間充宏、江夏満、長田頼宗、大澤の4選手がW準優戦で有利となる1、4枠をゲットした。舟足的には立間、長田が実戦足を中心に上位級。江夏、大澤は中堅から中堅上位の付近の舟足に映る。実力トップの赤岩善生は、スタートが甘く準優戦は2、5枠での登場となる。それでも「足は全体にまずまず行ってる」なら、底力発揮の場面は十分ありそうだ。

一番の注目は伸び中心にトップの舟足になっている東本勝利。予選ラストは6号艇での勝負駆けとなったが、見事にまくり差しを決めて1着。予選は1Mで飛ばされる不利もあって、ギリギリでの準優進出となったが、抜群足を誇るなら軽視はできない。

実戦足では茶谷信次、鋤柄貴俊が上々。伸びでは強気な旋回が持ち味の服部剛がなかなか。「握るレースがしたい」で一発候補になる。渡辺浩司はようやく乗り心地が安定してきたようで「楽しみな足になってきた」と。旋回力はこの中に入っても十分通用するだけに侮れない。

エンジンパワーランキング
【上位】
東本勝利、河上年昭、鈴木孝之、富山弘幸、長田頼宗、上村慎太郎
【中堅】
谷口勝、西田靖、大澤普司、柘植政浩、安東幸治、堤健一、立間充宏、茶谷信次、服部剛
【中堅】
江夏満、北山康介、小宮淳史、渡邉雄朗、新藤哲三、小林泰、高塚清一、河合三弘、中野秀彦、永田純也、齋藤智裕、三上泰教、原田篤志、寺本昇平、高橋二朗、古賀雅晟
【下位】
鈴木正人、高野心吾、浅見昌克、坂元浩仁