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第49回ボートレースクラシック最終日。選抜戦10Rは白井英治がインから速攻一気。準優はスリットで負けただけに、選抜戦のコンマ04のSは強い気持ちが見て取れた。気配も文句なしでSG初Vも狙えた仕上がりだっただけに、今回の悔しさは今後のバネになるはず。11Rも興津藍がインから快勝。こちらはSG戦で予選突破を果たして選抜戦で白星締めと、今後の活躍を期待させるには十分なインパクトを残した。
そして注目の優勝戦。外枠勢は動きを見せず、進入は123カド456の枠なり3対3。注目のスリットは外枠勢がコンマ20台のSで不発。スロー勢は1艇身前後できっちり踏み込んできたが、中でもトップSを切ったのは1号艇・松井繁だった。池田浩二が2コースから意表の外マイに出るが松井は動じることなく、余裕すら感じさせるようなイン先マイで一気に突き放してVを確定づけた。
BSでは池田が外マイから順走、太田和美がブイ際を差し込んで、鎌田義が最内差しで追う形。そして2マークで波乱、鎌田が前を行く池田に対して執念の突進で大逆転の2着浮上。さらに太田が握って回って3位を確保した。
優勝した松井は通算113度目、SGは12回目。ドル箱の尼崎では通算14回目のVとなった。いつものことながら松井の落ち着きには恐れ入る。場慣れもあるとは思うが、平常心でいることが難しい舞台で、こうも余裕が出せるものだろうか。松井の強さは説明不要。今後のレースも王者の舞いを堪能あるのみだ。
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