吉田弘文が準パーフェクトV!!

4日間の短期決戦で優勝が争われた「第32回東京スポーツ杯」は、圧倒的なパワーでシリーズを席巻した吉田弘文がイン逃げ圧勝。今年初、通算では49回目の優勝を飾った。

レースは3号艇の福来剛がコンマ03の鋭いスタートを決めたが、1号艇の吉田は05、2号艇の山田康二も04のスタートと、スロー3人がスリットで飛び出す形。スタートさえ決まれば超抜パワーの吉田の独壇場、福来が握って出るが入口で舟が浮きターンは流れ気味。吉田が先マイ完勝で圧倒的な1番人気に応えた。

2着争いは、握った福来の内に差した山田、中島孝平、そしてまくり差しで入った長岡茂一が並走する形になったが、2Mで最内の中島がきっちり回って2着を確保。長岡が2Mでターンマークに接触、福来がそのあおりを受け山田が3着に入線。

今シリーズは前操の今坂晃広が超抜級の気配を見せた66号機を引き当てた吉田だが、その機歴通りの圧巻パワーで終わってみれば準パーフェクトVで吉田の強さが際立ったシリーズに。一方で、前検日には劣勢の気配だったモーターを立て直して最終的には準Vを飾った中島孝平も、その実力の高さをきっちり証明した。