永田秀二が自身初Vへ王手!

星の潰し合いで大混戦となった今節。予選ラストも波乱がおき、得点トップだった坂口周が5Rで責任事故。減点が響き予選敗退、無念の途中帰郷となった。

変わってトップ通過は永田秀二。10Rのイン戦で2着と失敗したが、何とか僅差で振り切ってV戦の絶好枠を手にした。優勝戦はデビュー初優勝がかかる一戦。「多摩川では一番いい仕上がりになった。冷えそうなので更に良くなると思う」なら、しっかり逃げを決めて美酒を味わうとみた。

優勝戦の6選手はそれぞれに「上位級」と仕上がりには自信。その中でもやはり60％エンジンの田上晋六がやや優勢の足色。「回ってから全速になるのが早い」。競って力強い舟足を見せている。同じく地元、2号艇で登場の伯母芳恒も仕上がりに自信。「不安がない足になってる」と。2コース連対率も高い選手なら、一発あってもおかしくない。永田が初Vのプレッシャーで多少でも失敗すると伯母にチャンスが出てくる。

4日目を連勝で決めた塩崎優司が3号艇。こちらは伸びに自信を持っており、一発を匂わせる。元々まくりタイプの選手、握りやすい3コースなら注目の存在になる。伴将典、大橋純一郎もここにきて仕上げてきた両者。展開には左右されるが、侮れない存在になる。

エンジンパワーランキング
【上位】
南佑典、伯母芳恒、田上晋六、永田秀二、塩崎優司
【中堅】
大橋純一郎、有賀達也、大場敏、久田武、岡部貴司、大池佑来、乙津康志、森岡満郎、桑原将光、伴将典、渡邊裕貴、海老原孝志、関裕也、土屋太朗、松田隆司、平野和明、田野邊秀樹、志道吉和
【中堅】
矢後剛、豊田訓靖、伏田裕隆、木村恒一、野村誠、松本真吾、渡辺豊、増田弘喜、村田敦、落合正侑、椎名政浩、梅内駿佑、新田智彰、丹下将、原田秀弥、
【下位】
喜川照正、石田一吉、滝沢芳行