多摩川
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西田靖がV戦で前付けを宣言!
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「新春特別かどまつ賞」。5日目は予選突破の18選手による準優戦が行われた。
敗者戦では回転の上がる条件となり、内水域の活躍が目立った。それでも逃げ切りは3本とやや少ない結果。その流れもあったのか、準優10Rでは西田靖、11Rでは村田修次が敗れてそれぞれ2着。12Rでも杉山貴博が1Mで差されて逃げ失敗。何とか2Mで高橋英之を差し切り1着としたが、イン受難な流れは最後まで続く難解な1日だった。
優勝戦の1号艇は予選トップ通過の杉山。仕上がりも節イチクラスの品田直樹に認められる足で、優勝戦ではトップ級。絶好枠なら逃げたいところだろう。ところが、西田が5号艇。もちろん「深くても向けるよ」とコメントしているだけに、杉山はインを守っても深い起こしは必至。進入から激戦で難解な優勝戦となりそうだ。
機力は杉山がバランス型でトップ。出足、行き足が強力な西田が続く。調整が合えば村田、角谷健吾も上位に迫る足。松浦博人は中堅上位で、高橋英はこの中に入ると行き足から伸びでやや劣る印象だ。
問題のコース取りだが、「インなら死守ですけど、100を切る進入はどうしようかな…」と杉山。スタートが行き切れていないだけに、深い進入はできるだけ避けたい気持ちがあるようだ。逆に西田は「行き足がすごくいいから深い方がいい」と。深くても向ける覚悟はあるだけに、思わぬイン取りがあるかも。
だが、2号艇の角谷も黙っていない。角谷が抵抗するようだと西田は3コースに追いやられるだけに、Vの確率は大きく減る。各々が勝ちたい位置を選択したいが、プライドもあり譲りたくない気持ちもあり、展示から目が離せない。
ちなみに角谷はこの正月戦は2連覇中、今回は3連覇がかかる一戦になる。久々に多摩川で納得の仕上がりになっている村田も展開を突ける足はあり、内がもつれると一発の可能性を秘める。
エンジンパワーランキング
【上位】
山谷央、品田直樹、茂垣達也、西田靖、杉山貴博
【中堅】
後藤美翼、花井潤、角谷健吾、松浦博人、桑島和宏、荒田泰明、島田なぎさ、塚崎勝、相原利章、川口貴久、坂本徳克、松本晶恵、廣瀬真也、西舘果里、曾根孝仁、村田修次、長谷川充、高橋英之
【中堅】
田中豪、野澤大二、岩谷真、加藤知弘、小林晋、黒澤めぐみ、今井裕梨、中里優子、松村昌子、鈴木敏裕、高橋直哉、土屋昭、後藤隼之、十河伸吉、加藤峻二、深澤勉、多田有佑、石塚久也、矢後剛
【下位】
遠藤晃司、永井彪也、大貫英治、寺本重宣