琵琶湖
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齋藤和政が大外差しで奮起の初優勝!!
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「近江冬の陣」の優勝戦は、気温8度の澄み切った空気の中で行われた。びわこボートからのぞむ山々にはうっすらと雪化粧が施され、まさに“近江冬の陣”そのままの寒い冬の一日となったが、競走水面は追い風1mと穏やかで、レースコンディションは上々となった。
優勝戦は淡々とした枠なり進入で開始された。インには4節連続優出となった絶好調の高沖健太、2コースにはびわこ4場所連続優出と、水面巧者の鈴木博、そして4コースのカドに陣取ったのが今年V8を狙う今坂勝広で、実力上位のこの3者が人気。なかでもシリーズリーダーの1号艇・高沖が圧倒的人気となった。
V戦本番、スタートから場内がザワついた。インの高沖がコンマ25とやや立ち遅れた為だ。トップスタートは大外6コースの齋藤和政だが、先に仕掛けたのは内の鈴木博、そしてカドの今坂だった。スタートでやや遅れた高沖だが、ライン後に伸び返して鈴木博のジカまくりに反発、両者がやや流れるところを今坂がまくり差しで入る。しかし、ぽっかり空いた内コースを豪快に差し切ったのが大外から飛んできた齋藤だった。バックでは完全に齋藤が先頭となり、今坂が2番手。その後ろでは高沖がなんとか後続を振り切って3位を死守。3連単は6-4-1で67550円(103番人気)と大荒れの結果となった。
鮮やかに6コースから大差しを決めた齋藤は、これが嬉しいデビュー初優勝。11期継続してきたA2級から、新勝率で無念のB1級落ちとなったばかりだが、期替わりで奮起した結果が初優勝につながったといえるだろう。