琵琶湖
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平田忠則が人気に応えてV!!
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びわこボートのある近畿地方は台風が襲来したばかりだが、それが通り過ぎると、うって変わって10月だというのに連日気温30度を超す夏日に。そんな中で「近江米カップ」の優勝戦が行われ、まれにみる大本命決着で幕を閉じた。
優勝戦はスロー域に並ぶ格上トリオに注目が集まった。なかでもイン水域に陣取る平田忠則は前日と前々日も同じ最終12Rで1号艇=インから難なく逃げ切っており、ファイナルのここでも圧倒的人気に支持された。
レースはその平田がしっかり1艇身残しのトップスタートを決めると、他艇を置き去りにして軽快に逃げ先行。吉田俊彦は渾身のハンドルで差し込み、山口剛は全速でまくりに出るが、どちらも首位には届かず。早くも平田の独走となった。
後方艇では地元の青木玄太が思い切って握るが、山口のさらに後方と万事休す。ここで2番手争いも好位の吉田と山口の両者に絞られた。2周ホームではピッタリ併走するかたちとなったが、そこから内有利に吉田が2周1Mを先取りして2位を確保。最後まで必至に追い上げた山口だが無念の3着。3連単の1-2-3はもちろん1番人気の580円と堅い決着となった。
3着になった山口にとっては3日目の不運の事故(エンスト)が痛かったが、優勝した平田をはじめ、吉田、山口ら格上レーサーがそれぞれ存分に力を見せつけたシリーズとなった。