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朝から強めの追い風コンディションだったが、11R前から強烈な雨も吹きつけて優勝戦が行われる12Rには天気も薄暗く悪コンディションに。その影響か、抜群の安定感でシリーズをリードし、節間通してSもバッチリ決まっていた石野貴之のS勘に狂いが…。インから先マイ逃げ態勢に持ち込んだと思ったが、BSでまさかのFコールで大波乱となった。結果繰り上がって先頭ゴールとなったのは2コースから差し続いた山下和彦。「急に雨が強くなって、Sも見づらかった。45Mで早いと思ってS放ったんだけど、自分が石野選手をSで引っ張る形になったんで正直あと味は悪いですね」と勝者にも笑顔はなかった。
ただ、山下は5月の平和島を皮切りに今年6度目のV。来春の総理杯出場の権利をほぼ手中に収めた。「今44歳ですけど、まだ30代のつもりで走ってます。これからも頑張りますので、よろしくお願いします」と最後は残ってくれたファンへ感謝の言葉で締めくくった。
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