V戦の1枠を手にしたのは倉谷和信!

「日刊ゲンダイ杯」3日目。得点上位陣がポイントを順調に積み重ね、ハイレベルな優出争いになった。優勝戦の1号艇を手にしたのは倉谷和信。オール2連対をキープし3日目は連勝駆け。「足に特徴はない」と答えるが、「負けることもない」で、比較なら上位級の仕上がり。スタートも見えているだけに、先マイが濃厚だ。

機力的に、この倉谷を上回っていそうなのが2号艇の吉田隆義と3号艇の岡孝。ともに「行き足はかなりいい」で、スリットからややノゾく雰囲気。夏場の回転が上がりづらい時期だけに、2コース差しの吉田にとっては倉谷を差すのは難しいかもしれないが、3号艇の岡は「出て行くし、チャンスはあるよ」で侮れない存在になる。

4号艇で優出は佐々木康幸。こちらは中堅ちょっと上の気配で、足的には厳しそう。それでも「カドなら面白いかも…。スタートも多摩川は大丈夫」で、一発を匂わせる。この佐々木の外に陣取るのは作間章。「この位置ならいい展開があるかも」で、佐々木を機関車役に設定して一発を狙う。6号艇で優出となったのは川北浩貴。「良かった2日目はまくりが2回決まったし、行き足はきてた。でも3日目はちょっと落ちてたかな」とトーンダウン。今節の後は地元のびわこで、月末にはSG「MB記念」が控えており、「いいリズムで向かいたい」と。何とか上位着に食い込みたいところだ。

一方、地元期待の濱野谷憲吾は予選ラストで失敗して予選落ちとなってしまった。

エンジンパワーランキング
【上位】
倉谷和信、野中義生、広瀬聖仁、岡孝、吉田隆義
【中堅】
後藤翔之、須藤隆雄、作間章、近藤稔也、清水敦揮、藤田靖弘、渡邊裕貴、川北浩貴、多羅尾達之、佐々木康幸、深澤勉、濱野谷憲吾、鈴木猛、入澤友治、早川尚人
【中堅】
津久井拓也、木内敏幸、島川光男、小林大輔、北川潤二、浅野由将、田嶋登、小林謙次、大西賢、曾根孝仁、西舘健、黒田誠司、杉江浩明、東健介、土屋智則
【下位】
森仁志、田中雅文、大橋庸志、菊池峰晴、横井健太