超抜パワーの渡三紀が負傷帰郷

「びわこ幸舟福運カップ」の2日目は、最終レースで波乱が起きた。このレース、好枠には鎌田義、木村光宏、外枠に後藤浩と実力者がいたが、もう1人注目を集めたのが、びわこのエースモーター66号機を相棒に持つ渡三紀だ。初日から2連勝、しかも内容が6コースと2コースからの自力まくりと文句なしだった。

S展示では6枠の後藤が前付けに出ようとしたため、3枠の渡が単騎のダッシュとなったが、本番は枠なりで大庭元明と後藤がダッシュの4対2の隊形でレース開始。スリットではスタートを決めたダッシュ2艇に対し、スロー4艇はいずれも遅れ気味。なかでも2コースの木村が大きく遅れたため、3コースの渡が伸びを利かしてまくる展開となった。それに対しインの鎌田が応戦するも、無理な態勢となり接触。渡とその渡をマークしていた竹腰正樹が相次いで転覆する大波乱となり、ゴチャつく内艇を一気に叩いて出た大庭が先頭に躍り出た。そして渡は負傷帰郷となってしまった。

さて、早くも3日目は予選最終日。注目の平山智加は得点率5.50で17位とボーダーライン上にいて、秋山直之はさらにきびしく21位という状況。両者ともパワー面は強調できないが、地力と勝負強さに期待したいところ。

エンジンパワーランキング
【トップ級】
角谷健吾、和合俊介、乙藤智史、飯島昌弘
【上位】
関裕也、大庭元明、清水攻二、田中豪、萩原秀人、佐竹恒彦、松下知幸、田上晋六、吉田俊彦、國井隆、後藤浩、是澤孝宏、花井潤、渡邉和将
【中堅】
平山智加、秋山直之、鎌田義、武田正紀、泉祥史、木村光宏、竹腰正樹、西野翔太、西村めぐみ、野辺香織、茶谷桜、谷村啓司、松田隆司、村田敦、渡邉俊介
【下位】
小林一樹、鈴木裕隆、西村歩