浜名湖
浜名湖
波乱の進入も峰竜太がパワー圧勝V!!
{{ good_count }}
この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。
「GI浜名湖賞」は、ファイナル決戦でピット出で遅れをとった白井英治が前付けでインを取るという予期せぬ展開となったが、1号艇の絶対本命・峰竜太が慌てず騒がず冷静にこれを対処し、2コースから自力まくりを決めて優勝。一瞬差しが入ったかに見えた2号艇の吉田弘文がわずかに及ばず2着と、結果的には好枠2者による人気サイドの決着となった。
波乱と言えば、これまで浜名湖の記念戦においては絶対的な強さを誇ってきた地元勢が1人も優勝戦に駒を進めなかったのは意外だった。準優勝戦に進んだのも服部幸男と佐々木康幸の2人だけ。しかも佐々木は滑り込みで予選を通過したもので、実質上位陣と互角に渡り合ったのは服部ひとりだった。坪井康晴、重野哲之らSG覇者や飛躍が期待される深谷知博らにとっては苦しいシリーズとなってしまった。また、昨年末の賞金王決定戦でドラマチックな優勝を飾った山崎智也も次点で予選落ちするなど、きびしい現実を映し出したシリーズでもある。新しいプロペラ制度となって以来、記念レーサーとて一定以上のパワーを常に引き出すのは困難になっており、「エンジン次第」という側面も垣間見えるようになってきた。浜名湖の場合は以前からエンジンの良否の差が大きかったわけで、そのあたりがいっそう顕著になっているようだ。
西の尼崎周年では女子の平山智加がインから堂々と逃げ切ってGI初優勝を飾ったが、昨年末の賞金王シリーズで優勝した篠崎元志や、この浜名湖周年を制した峰竜太と、新たな主役が続々と誕生し、今年も大いに盛り上げるにちがいない。