ボートレース桐生

桐生

中澤和志Vで総理杯に首の皮一枚!

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「ボートピアなんぶ杯」の大晦日決戦を制したのは埼玉支部のエース・中澤和志だ! 気温2℃、追い風1メートルの中で行われた優勝戦、展示は枠なりとなったが本番では2号艇・谷津幸宏、5号艇・滝沢芳行がピット離れで遅れ、134・625の並びとなった。3コースの長岡茂一がコンマ09のSでプレッシャーをかけるも、イン中澤はコンマ11のSをきっちり決め、1Mを悠々と先マイ。2コースの梶野学志は差しを狙って渾身のハンドルを入れたが及ばず。中澤が押し切ってバックで先頭に立ち、そのまま危なげなくVフィニッシュした。

今節が初下ろしとなった新エンジン。前検日、48号機に着いていたペラは「夏場の形」という悪条件であったが、大幅なペラ調整と本体整備できっちりパワーを引き出した。結局、9戦7勝オール2連対という主役の名にふさわしい成績で大晦日Vを決めた。

中澤の優勝は通算41回目、今年5回目。例年よりハードルが高い総理大臣杯(来年3月=平和島)の出場権争いではなんとか「予備」に入り、来年初頭の各地の地区選手権覇者と総理杯当確者が重なれば繰り上がり出場も可能となった。だが、中澤自身も関東地区選手権(江戸川)に出場する。今年最後のレースを最高の形で飾った彼は、地区選Vで自力の総理杯出場権獲得を目指す。