
多摩川
多摩川
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多摩川カップ4日目。朝から雨が振り、気圧が大きく下がった。回らない条件となり、本体の力の差が微妙に影響した1日となった。田中定雄、赤羽克也、塚原武之あたりはその影響が出て、パワーダウンした様子。また調整を合わせ切れなかった選手も多数いて、機力相場に多少変動があった。
3日目終了時点で6位ボーダーは7.00。優出1号艇へ向け、直接対決となった10R。三角哲男、大澤普司、藤井定美の戦いに注目が集まった。しかし、このレースを勝ったのは優出へ僅かな望みを残していた桐生順平。4コースから鋭いまくり差しを入れて快勝し、6.86まで押し上げた。これでも厳しいかと思われたが、12Rで勝負駆け艇が軒並み失敗。これにより優出6位に食い込んだ。来年総理杯へ優勝が欲しいだけに、優出インタビューの時には安堵の表情を見せた。
このレースで2着に入ったのが三角。リードを守り切って優勝戦の1号艇を手にした。藤井が6着大敗で枠を下げ、4着に入った大澤が2号艇に。11Rで鋭い攻めを見せた乙津康志もきっちり勝負駆けを成功して優出を決めた。
勝戦機力ランキング1位は藤井。伸びて出て行くほどではないが、ターン回り、出足、行き足と上位。総合でトップの舟足。2位は乙津。ダッシュなら確実に伸びてでる足。回り足も日に日に良化している。4カドになればチャンス十分の足。3位は中村尊。出足、伸びはともに上位のレベル。ターン後期のグリップ感もある。ただ、ブレーキの利きが甘く、思う所に舟が向かないのがマイナスポイント。
4位は大澤。気温が3度くらいに冷えれば伸びで千切るほどの差を見せる。多少上がると伸びのパンチ力は低下。優勝戦の天候ならグリップ感もきそう。5位は三角。スリット後に伸びていく足はないが、スローからの行き足は悪くない。スタートもバッチリ決まっているだけに、それほど不安はない仕上がり。6位は桐生。このメンバーに入ると出足も伸びも弱め。自ら仕掛けて行ける足ではない。ただ、乗り心地面は納得で、思うようなターンはできている。
エンジンパワーランキング
【上位】
中村尊、蜷川哲平、藤井定美、柴田明宏、大澤普司、吉村茂樹、乙津康志
【中堅】
内山文典、磯村匠、菊池峰晴、高橋勲、熊谷直樹、三浦敬太、宮内博文、増田弘喜、渡邉睦広、小川知行、久田敏之、秋山直之、須田秀一、三角哲男、福来剛
【中堅】
桐生順平、本吉正樹、大西源喜、若女井正、反町泰明、小黒竜吾、塚原武之、入澤友治、田中定雄、寺島吉彦、平井紀之、荒井翔伍、加藤政彦、大西英一、太田克哉、赤羽克也
【下位】
鈴木猛、小玉種生、田上晋六
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