
桐生
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4日目は序盤から天候がグズつき、準優3番勝負は雨の中のレースとなった。気温は前日と変わらず5℃前後。ほぼ無風で水面状態は良好だったが、湿気が上昇したため「回転が上がらない」と調整難航する選手が目立った。
さて、準優一発目の9Rは近況S力に磨きがかかっているイン谷津幸宏がコンマ15の好Sからきっちり逃げ切り。2着には2コースから差した長岡茂一が入線。2連単1番人気の堅い決着となった。
10Rは一転して大荒れ配当。インの村田修次がSで後手を踏むと、2コース福島勇樹はつけまい敢行。だが、イン村田はまくらせんとばかり張って回り、両者は大きく飛んで行った。展開に恵まれる形でまくり差した3号艇・梶野学志が突き抜け、同じく好展開の滝沢芳行が続き2連単3480円、3連単3万5060円という高配当となった。なお、このレースで村田が不良航法で賞典除外となっている。
準優最後の11Rはオール2連対キープで今シリーズを引っ張ってきたイン中澤和志が危なげなく逃げ切り。2着には、5コースからスリットでプレッシャーをかけてまくり差した長田頼宗が入線した。
ファイナルに進出したベスト6の舟足は、長田の伸びが目立つ。1号艇を獲得した中澤和志は「節一」「抜群」とは言えないまでも、SGウイナーの腕を鑑みると逃げ切り濃厚か。谷津は伸び寄りでいい部類。梶野は乗り心地が良くて上昇一途。その梶野に連日アドバイスを送っている長岡は出足、行き足が好感触。メンバー中、一番劣勢なのは滝沢で「前に進んでいない」と表情は明るくない。準優大敗の赤坂等は負傷悪化のため帰郷した。
優勝戦が行われる大晦日の31日は晴れ。だが、風は7~8メートルの予報。強い追い風になりそうで、安定板が着く可能性も大。足色一変もあり得るため、展示に注視したい。
エンジンパワーランキング
【上位】
鈴木賢一、村田修次、長田頼宗、萩原知哉
【中上級】
渋谷明憲、長岡茂一、伸澤進、山崎義明、佐川正道、齋藤智裕、小林享、海老澤泰行、浅見宗孝、飯島誠、山崎善庸、谷津幸宏、梶野学志、土屋幸宏
【中堅】
渡辺豊、生方厚成、滝沢芳行、金子勝利、秋田健太郎、今泉徹、中澤和志、亀山高雅、芦澤望、木村浩士
【下位】
松本功、大橋庸志、山谷央、一柳和孝、関道、渡辺史之、福島勇樹
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