松本博昭が逃げ切り優勝!!

「マクール杯」最終日の競走水面は、強い向かい風に見舞われ、途中から安定板を使用。優勝戦も向かい風8メートルというの中での戦いとなった。準優で唯一逃げ勝った松本博昭にとって、もう一度逃げれば優勝という状況。目の上のたんこぶといえば目下2場所連続優勝中の安達裕樹で、自身「3連続Vは意識してる」と語っていただけに脅威となった。

そして本番、1M手前の安達はいかにもレースを支配できそうな位置につけたものの、左脇から仲口博崇が飛んでくるのを回避するべくハンドルを切り直し、その分、立ち遅れた。最終Mまで執拗に松本を追い詰めるが、最後まで松本はリードを守ってV。2着は安達で、3着には最内差しから粘った室田泰史が入った。

勝った松本は、「水面状況が悪かったけど、“僕が優勝するんだ”という気持ちで水面に出た。展示での足がよかったので、優勝できると思った」と語った。