琵琶湖
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超抜・山崎昭生が差し切りV!!
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気温、水温ともに15度と肌寒い冬晴れのこの日、「新・近江戦国絵巻シリーズ第五戦~佐和山城攻防戦~」の優勝戦が行われた。
人気は前回に引き続き優勝戦1号艇を取り切った地元の吉川喜継。その前回はデッドヒートの末に優勝を逃しているだけに、今度こその思いは強い。対抗には2号艇の山崎昭生、そして当地前回優勝実績を持つ4号艇の鈴木茂正と続く。機力面では低勝率エンジンながら、中間整備を施されて「全く別もの」と当人も驚いたという54号機の山崎と、こちらは40%の2連対率を誇る25号機の二橋学が横綱級で、両者とも前日の準優戦でもパワフルに逃げ切って優勝戦に駒を進めている。
さて、レースは3対3の枠なり進入で開始。センター勢が若干遅れをとる中ヘコミのスリットとなったが、内の吉川がきっちり1艇身残しのスタートでインから先制ムード。スリットから覗き加減に出て行くのは超抜・山崎。吉川がミスなく先制するが、その内を素早く差して山崎が直線グイグイと吉川に迫る。バック中間点で吉川を捕らえた山崎が、今度は内から先制する2M。ここで他艇の切り込みもあって吉川は差し返す場面を失い、力強くホームに戻ってきた山崎がそこからは独走で首位を堅持。
当地は7年ぶり、自身も昨年の地元丸亀のGWシリーズ以来、久々の優勝を飾った。表彰式では、来春びわこで開催される名人戦にも触れ、「来年の春にはかならずまた来ます」と語った。
それにしても悔しいのは1号艇で地元優勝戦2連敗となってしまった吉川。こればかりは自力で克服するしかない。次回に期待だ。