ボートレース桐生

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土屋智則が悲願の地元初優勝!

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「第7回週間レース杯」の優勝戦が31日に行われ、地元期待のホープ・土屋智則(27)が3コースから絶妙なまくり差し! 地元でなかなか勝てなかった男が、当地8回目の優出でついに地元初優勝を決めた。土屋の優勝は昨年12月のびわこ以来、通算6回目。

ファイナル決戦は気温10℃、追い風1メートルの中で行われた。進入は3対3の枠なり。トップS(コンマ05)を決めたのは断然1番人気のイン・江夏満。Sが懸念されたF2の白水勝也は2コースからコンマ14で周囲よりもやや遅れたSとなったが、抜群のスリット足でグイグイ伸び返した。きっちり壁になったことで江夏がすんなり押し切るかに見えたが、3コースの土屋は先マイした江夏と差した白水の艇間に鋭いまくり差しハンドルを入れた。ターン出口から前に出て行き、外の江夏、内の白水よりも半艇身ほど先行。だが、バックでは内から節一・白水の伸びがうなりを上げる。舳先をかけるかに見えたが、土屋は前を締めて2Mを先マイ。2M差しに最後のチャンスを見出した白水だが、差した瞬間に舟が大きく浮いて万事休す。土屋はホームで首位を固め、そのまま独走Vを決めた。ゴールを駆け抜けた瞬間、珍しく力強いガッツポーズを見せたのが印象的だった。

土屋は前日にこんなことを言っていた。

「今まで地元の優勝戦ではF切りたくないという気持ちが先行していたけど、最近は意識を変えました。勝とうと思ってS集中すればFは切らない。やっぱり一般戦では地元のボクらが勝てば盛り上がる。とにかく優勝を狙って行きたいです」まさに有言実行の劇的V! ウイニングランでは地元ファンの声援に何度もガッツポーズで応えていた。

なお、第10Rは4艇の集団Fが発生し、3連単不成立となった。