
蒲郡
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コース取りで動くとしたら歴史的な記録達成へ執念を燃やす赤岩善生だろうが、ピット離れが一緒だったこともあって4カドに腹を決めた。
台風一過とあって、西からの向かい風が4mと4カドに構える赤岩にとっては“追い風”だったが、ダッシュ勢の仕掛けは平凡だった。
コンマ13のトップショットを決めた丸岡正典がインから先マイ。
赤岩はまくり差しに構えたが、魚谷智之がそうはさせじと差しをカット。その時点で丸岡の一人旅になった。
赤岩善生の蒲郡6連続Vがクローズアップされた今シリーズだったが、優勝した丸岡を始め魚谷といったSGウィナーは意地でも阻止するつもりだったか。
1マークではそんな意志が見え隠れした。そこを読んだ人は、天野友和を絡めた舟券を買えたのだろう。ヒモ穴というよりは「ヒモ大穴」という表現がピッタリか。
勝った丸岡は、一度はトップ通過を逃してイヤな流れになったが、失敗したそのレースは更なる上積みを求めた結果の代償だった。これにより、エンジンに対しての迷いがなくなったことが大きかった。結果的には亀本勇樹の勇み足によって再びポールポジションをゲットして必勝態勢を築くことに成功した。
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