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唐津
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台風一過となった最終日は、安定板が装着されるほどの追い風から一転して向かい風のコンディション。風向きの変化が影響したのか、前半戦は4カドから舟足を伸ばして高配当で決着するレースが多かった。
そんな中で行われた優勝戦は風速2m前後の向かい風と静水面。進入はピット離れで白井英治がやや立ち遅れたものの、どうにか4カドに持ち込みスタート後は締め込む展開へ。ところがWエース機の一つを手にする中辻崇人が白井をブロックすると、すかさずまくり差しに切り替える。逃げを狙った古賀繁輝は好スタートを決めていたが白井が伸びてきたのを強く意識する。古賀のターンは少し流れてしまい中辻がまくり差しで先制。古賀は続く1周2マークで起死回生の差しを目指したものの白井を行かせて差した分だけロスしてしまい万事休す。白井の追撃をかわして2着に食い込んだのが精いっぱいで、地元での悲願達成を逃してしまった。
惜敗の古賀は「英治(白井)さんが見えたので…。エンジンは良かった」と唇をかみしめた。まくれなかった白井は「三角哲男さんにコースを入れてもらったので、もう少しスタートを行かないといけなかった」とぽつり。
表彰式を終えた中辻は瓜生正義や三井所尊春らに水神祭でGI初優勝を祝ってもらい「うれしいです」と笑みが絶えなかった。悲願達成の中辻は賞金ランクを34位と大きく引き上げチャレンジカップと賞金王シリーズへの道が開けた。
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