琵琶湖
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激しいデッドヒートも田頭実が貫禄V!!
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残暑もおさまり、秋の気配が漂うびわこボートで行われた「新・近江戦国絵巻シリーズ第3戦 琵琶湖合戦」の優勝戦は、抜きつ抜かれつの大激戦となった。
1号艇には地元の吉川喜継、2号艇に田頭実が入り、舟券もこの両者から圧倒的に売れたが、予想どおりこの両者による一騎打ちに。レースは3対3の枠なり進入で始まったが、ダッシュ3艇がやや立ち遅れ、コンマ0台のスタートを決めたのは吉川と田頭の内両者。スリットから5コースの山本光雄が立ち遅れながらも果敢にまくって出るが届かない。逃げる吉川に迫ったのは、差した田頭だった。
BSでは田頭が完全にボートを並べるかたちで2Mを先制するが、今度はその内を吉川が差し返して再び先頭に出る。しかし次マークではまたしても田頭と、まさにコーナーごとに抜きつ抜かれつのデッドヒートとなった。
同時に後方では4者による3位争いが、これまた熾烈を極める。全速追走の山本が2Mで後手を踏み、差した古結宏と大外から続いた明石正之の兵庫勢が浮上するも、まだまだこちらも激戦が続く。
優勝争いは3周目に突入。3周1Mを内有利に田頭が先取り。これを吉川が開いて差そうとしたが引き波にはまり、ついに田頭が単独先頭に躍り出た。このとき、激戦の3位争いも明石が抜け出して決着。大激戦の優勝戦は2-1-6で5390円と中穴決着となった。
田頭は直前の平和島でFを切り、今シリーズ序盤は得意のスタート攻勢がままならず着を乱したが、3日目連勝で勢いづくと、そのまま5連勝でV。これで今年は早くも4回目の優勝だ。
一方、敗れた吉川にとっては地元戦だけに何とも悔しい一戦となった。