伏兵・小野生奈が得点率トップに!

前日に続き、3日目も気温28℃前後、風も弱め。水面状況は変わらず穏やかな一日となった。反対にレースはやや荒れ模様。スリットで攻め、道中では激しい競り合いが多く見られた。逃げ2本、まくり6本、抜き(競り勝ち)3本という決まり手がそれを物語る。

さて、混戦シリーズもいよいよ4日目、準優戦への勝負駆けが繰り広げられる。得点率トップに立ったのは伏兵の小野生奈だ。大崩れなくオール3連対で、レース足が光っている。驚くべきはF2の身でS行けない細川裕子が得点率2位にいることだ。本人は「今の足で十分に戦える」と現状維持し、道中しのぐレースで着を稼いでいる。

3連勝後も好成績をキープする樋口由加里、回り足スムーズな鈴木成美、伸びが目立つ地元の松本晶恵の3選手が3位タイで並んでいる。松本は「合ってなくても足はいい」と好エンジンに手応えアリの様子だ。

以下、6位・川野芽唯、7位タイ・池田浩美・香川素子・永井聖美、10位タイ・竹井奈美、三浦永理、滝川真由子と続いている。

総合的に上位の足は竹井奈美、松本晶恵、三浦永理ら。特にシリーズ断然の主役・三浦は3日目にようやく納得の仕上がりを見せ、これからが本領発揮といったところだ。

ちなみに、実力差が激しい今節を象徴するように、着順点が上位に偏っており、ボーダー(18位=長嶋万記)は6・60と高め。それでも、最終的には下がるとみられ、ボーダー6・33と想定すると、7位・永井までの9人に無事故完走条件で準優当確ランプがともる。

エンジンパワーランキング
【上位】
三浦永理、大澤真菜、矢野真梨菜、竹井奈美
【中上級】
香川素子、堀之内紀代子、細川裕子、西坂香松、井口真弓、鈴木成美、犬童千秋、原田佑実、松本晶恵、津田裕絵、深川麻奈美、滝川真由子、樋口由加里、真子奈津実、渡邉優美
【中堅】
池田浩美、永井聖美、古賀千晶、長嶋万記、喜多那由夏、平田さやか、川野芽唯、藤堂里香、櫻本あゆみ、遠藤エミ、小野生奈、今井美亜、藤原菜希
【下位】
茶谷桜、廣中智紗衣、加藤綾、木村沙友希、加藤奈月