山下和彦が波乱の大外まくり差しV!!

開催の優勝戦。コース取りから注目が集まる一戦となった。焦点となるのは4号艇・山下和彦のピット離れと5号艇・今村暢孝の前付け。今村はスタート展示から動いて3コース、山下は展示、本番ともピット離れは出切るまでではなかった。

本番レース、進入で動いた今村に付いて4コーススローを選択したのは6号艇の伊達正利。3号艇の古賀繁輝はスタート展示では4カドだったが本番では5カド。レースを作ったのはその古賀だった。古賀がコンマ08のトップスタートを決めて一気にスロー勢を締め込む。ただ、トップ級の舟足がある2号艇・向所浩二が強力に伸び返し古賀に抵抗。その狭い差し場を逃さなかったのが6コース発進となった山下和彦だ。鋭いまくり差しでバックストレッチは山下と古賀が並走も、1周2マークを的確に先マイを果たした山下がそのままVゴール。

波乱を演出した古賀は道中も山下を追走したが、惜しくも2着に敗れた。

山下はこれで今年2度目のVだが、5月以降は7点勝率ペースを守る新プロペラ制度巧者の一人、今後も注目したい。