ボートレース琵琶湖

琵琶湖

中里英夫がイン速攻決め今年初V!!

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梅雨真っ只中のびわこボート「におの湖賞」の優勝戦は曇り空の下で行われ、シリーズを象徴するかのようなレースで幕を閉じた。

今シリーズは、節間を通して雨が降ったり止んだりで非常に湿度が高く、各選手ともエンジンの調整には四苦八苦。結果的には前検~初日のパワーランクが最終日までほとんど変わらないといった状況となった。レースにおいては攻撃型水面であるびわこらしい豪快なまくりやまくり差しがそれほど決まらず、いつになくインが強いシリーズとなった。

それが最も特徴的に現れたのが準優勝戦。「イン3連敗はあっても、3連勝はまずない」と言われるびわこの準優勝戦で、なんとインが危なげなく3連勝。

そうして迎えた最後の決戦、1号艇には3連勝発進からシリーズをリードしてきた中里英夫。2、3号艇には桐生順平松田祐季の地区スター候補が入って優勝戦が開始された。3対3の進入からスタートを決めたのはインの中里、そして2コースの桐生、3コースの松田…と、1コースから6コースの齊藤仁まで順に内から早いスリット隊形となった。

中里のイン速攻が簡単に決まるかと思いきや、2コースの桐生が絶妙のハンドルで中里の内をえぐるように差す。しかしコーナー出口で中里の引き波に乗り桐生のボートが大きく暴れた。これで中里の「逃げ」がほぼ確定し、焦点は差した桐生と全速外マイの松田の次位争いに。この対決も2Mで桐生が差を広げ、今度は松田と後続の齊藤との3位争いにもつれ込んだ。何とか松田が齊藤を振り切って、終わってみれば準優1着トリオによる1-2-3で決着し、3連単配当は1020円(1番人気)となった。

中里は今年5度目の優出で初優勝。