ボートレース琵琶湖

琵琶湖

川島圭司が地元水面で初V!

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デビュー9年目にして初のA1級昇格を決めた滋賀支部の川島圭司が、もう1つの念願だった初優勝を地元・びわこで飾った。

「あじさい競走」の優勝戦が27日、曇り空の下で行われた。枠なり3対3で進入隊形が固まり、いよいよレース開始。スロー水域には地元滋賀支部が3人並び、これをダッシュに引いた遠征勢3人が攻めるという構図となった。

1号艇インには、来る7月1日から晴れてA1級に昇格となる川島。2コースにはその川島とは同期で、日本最速男の馬場貴也が入り、そして3号艇にはまさかの3点勝率から反撃開始の北中元樹が入る。対する遠征勢は4コースのカドに名手・古場輝義、5コースには新期A級返り咲きを決めた山崎善庸、そして6コースには古場と同様にびわこ巧者として当地ファンにも馴染み深い準地元の三好一という顔ぶれ。

スタート展示と同様に枠なりで進入が開始されたが、そのスタート展示では全員がフライングと早い飛び出しを見せたが、本番では一転して各者慎重なスタートとなった。

そのなかで敢然と1艇身スタートを決めたのはインの川島だった。馬場と北中はコンマ20台、ダッシュ3人はコンマ30台と完全に立ち遅れ。そこから川島が威勢よくインから先制ターンも、この水面で1マーク差しから日本レコードを樹立した馬場の十八番差しが川島の内をえぐる。古場が2番差しで追うが先頭2者には水をあけられ、早くも優勝争いは地元93期コンビに絞られた。馬場はハンドルを緩めず2マーク先取りを狙う。そこを川島が思い切って全速でツケまわる。このツケマイがみごとに決まり、ファンの待つスタンド前を先頭で通過。そのまま逃げ切って、初優勝を地元水面で飾った。2着に馬場、3着に古場が入り、3連単は830円と1番人気の決着となった。

4日後の7月1日からはいよいよA1レーサー・川島圭司が誕生するが、まさに前祝いとなった地元でのデビュー初優勝。デビューからここまでの道のりは平坦ではなかったが、ここに来ての地力アップは素晴らしく、この優勝でさらに自信を深め、さらに大きく飛躍する姿が見られそうだ。