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「2節経験してきて、回った後に出て行くペラ調整があったんですよ。今回もその調整を施してみたんですけど…。期待通りに出て行かないと言う事は本体に原因があるんでしょうね」と寺田千恵。今のルール、ペラによる大幅な上積みが期待できない。ナカシマもあるとはいえ実質的にはヤマト1枚持ちの現状。「ほとんどの女子選手は本体整備ができない」と言われるなかで、寺田は黙々とエンジンを割っていた。トップに立つ努力を見せられたが、その成果は着順となって表れてきたか。
「夢も希望もないセット」と前検からぼやいた日高逸子は展示から回り足に大きな不安を抱かせている。軽量の分、立ち上がりでアドバンテージはあるとはいえ舳先が向かないのでは話にならない。
横西奏恵は「回り過ぎて安定感がなかった」と再調整に汗。注目集まる女子3強、仕上がり自体は寺田が一歩リードしている感。
シリーズ主役争いはと言うと、馬袋義則、本部真吾、明石正之がオール2連対で序盤を乗り切った。田村隆信は2、1着とポイントを上げてきたが回り足はまだまだのムード…。
エンジンパワーランキング
【トップ級】
岡孝、本部真吾、馬袋義則
【上位】
小畑実成、明石正之、中村守成、寺田千恵
【中堅】
山崎毅、長谷川巌、窪田好弘、芝田浩治、横西奏恵、川崎誠志、犬童千秋、金子順一、中村真、杉山正樹、宮下元胤、渡邊哲也、大嶋一也
【下位】
高橋正男、川添英正、藤井徹、田村隆信、鈴木猛、日高逸子、土屋千明、藤田竜弘
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