V戦1枠の浅見昌克、機力に満足!

水面コンディションは晴れ、気温は20℃近辺。風は終日追い風8m付近と強めに吹き、煽りを受けて新人の八十岡恵美と、新田智彰がFに散る場面もあった。決まり手は逃げが1本、まくり4本、差し2本、まくり差し2本、抜き3本。万舟券は1本。今節は接戦番組がいつも以上に多く、万舟券が出づらいイメージだ。

4日目はファイナル進出を賭けて、12名の選手が準優2個レースを戦った。追い風強風のダッシュ受難の条件だったにも関わらず、準優戦は波乱気味の結果となった。

準優気配11R、進入は123カド456の並び。スタートでスロー勢がやや後手を踏み、カドから鋭発コンマ09を決めたのは地元の浅見昌克。浅見はそのまま一気の斜行攻めで内寄り勢をひと叩き。外をブン回した河村了が2着に。優出権利を残す3着競りは深水慎一郎と、沖島広和が激しいバトルを繰り広げたが、結果は深水が競り制しての入着だった。

12R、進入はここも枠なりの3対3。スタートは3コースから山口裕太がコンマ04の仕掛けも、インからは吉川昭男も伸び返す。1Mは吉川が先マイも、握った山口のけん制で艇が流れた。この間隙を逃さずに差した中岡正彦が、バック線で吉川を捕えて2M先マイ、1着ゴールへ。3着は河上哲也が、食下がる山口を制して入着した。

優勝戦、浅見は「思った以上の伸び」と、行き足～伸びもかなりの線まで上昇した。レース足が良く、満足の行く仕上がりになった様子だ。中岡は優勝戦では1枚落ちの足。ただ出足は僅かながら良化した様子で「戸田の2コースは、他場よりも楽ですよ」と、コース適性を口にする言葉も。

吉川は変わらず出足系が強力。足は十分の仕上がりになったが、課題はスタートの面だろう。河村は行き足～伸びを軸にした仕上がり。優勝戦は更に行き足を求めひと調整を加える様子なので、展示にはご注目。

深水は変わらずにバランス型の好脚仕様。ただファイナルには「多分ないとは思うけど、ナカシマの伸びが大分きだしたので換えるかもしれません」とのこと。ペラ情報には注意を。河上は変わらずエンジンは抜群の域。記者の「男子では一番なのでは?」の問いに、「そうかもしれませんね」という返答だ。

エンジンパワーランキング
【設定⑥】(最上位級)
八十岡恵美、笠野友紀恵
【設定⑤】(上位級)
野辺香織、定野久恵、吉川昭男、中渡修作、武田正紀、河上哲也
【設定④】(中堅上位)
山口裕太、深水慎一郎、河村了、岡村仁、川下晃司、沖島広和、川上聡介、中里優子

※設定とはパチスロ用語です。