7戦6勝の三浦永理が予選首位で準優絶好枠をゲット!

やはり、最後は役者が揃った。豪華メンバーが集結した今大会は、序盤から機力差が目立たず混戦模様。しかし、3日目以降から実力上位の銘柄選手は徐々にエンジンを出し始め、今節出場のA1級8人はすべて準優に駒を進めた。

気温20℃前後まで上昇した絶好の水面コンディションで行われた4日目は上位陣が安泰。準優ボーダーは6.83という異例の勝負駆けとなった。

予選トップの三浦永理は伸びが目立たないものの、ペラが合えば出足は上位級。相性のいい桐生で今回も7戦6勝と絶好調だ。女子王座2連覇の田口節子は予選2位。ペラを換えた3日目から伸びが良くなり、いまや試運転で敵なし。伸びが光るトップ級の足に仕上がった。もう一人、準優1号艇を得たのは女帝・横西奏恵。いまだにペラの調整が合わずに苦しんでいるが、それでも予選3位につけるのは類稀な旋回力によるもの。彼女に関しては、足がどんな状況でも大本命。準優、優勝戦でも勝ちに行く。

田口とともにトップ級に仕上がるのは守屋美穂。伸び中心に抜群の仕上がりとなっている。準優組では平山智加、佐々木裕美、中谷朋子の伸びも強め。香川素子はバランスが取れて中堅上位。敗者戦では渡邉千晴の伸びがトップ級だ。

エンジンパワーランキング
【トップ級】
田口節子
【上位】
三浦永理、平山智加、中谷朋子、佐々木裕美、土屋千明、守屋美穂、渡邉千晴
【中上級】
久保田美紀、田村美和、新田芳美、水口由紀、栢場優子、横西奏恵、香川素子、片岡恵里
【中堅】
永井聖美、中里優子、細川裕子、宇野弥生、松本晶恵、岸恵子、角ひとみ、早坂こずえ、野辺香織
【下位】
中村照美、三松直美、向井美鈴、櫻本あゆみ、小林靖菜、中澤宏奈、渡邊佳子