平和島
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篠崎元志が差し抜けGIV2!
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『GIトーキョー・ベイ・カップ』優勝戦が行われた12日の東京は春の嵐。強い南風が吹き天候も荒れ、観戦コンディション的には今ひとつだったが、幸い途中打ち切りになった前節の4日目のような波水面にはならず、最終日も白熱したレースが展開された。
優勝戦の1枠は地元の中野次郎。昨年大会の優勝戦でもインから力強く逃げており、大会V3、また連覇は目の前かと思われていた。が、レースでは一瞬膨れた中野のイン戦を篠崎元志が差して捕らえ、中野は吉川元浩にも道中で競り負け、悔しい3着という結果に終わった。
優勝は篠崎。近況あまりリズムがいいとは言えない状況の中で今節を迎えた篠崎ではあったが、自ら好相性という当地で44号機という強い味方を得て、今シリーズは連日奮闘、優勝戦でも強い追い風というレースコンディションをうまく読んで冷静な立ち回りを見せた。昨年、賞金王決定戦へ初出場を果たした未来のエース候補だが、今節は久々にその持ち味をフルに発揮した6日間であった。