琵琶湖
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吉永則雄がイン速攻で前回の雪辱を果たす!!
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昨年秋から戦いが続いてきた、「近江戦国絵巻シリーズ」の最終戦となった「天王山決戦」の優勝戦は、前日までの寒い冬日とは一転、気温15度という春の陽気の中で行われ、絶好枠の吉永則雄がインから速攻を決めて優勝。前回の屈辱を晴らした。
レースは枠なり3対3の隊形で進入開始。スタートで2コースの吉田光がやや立ち遅れたが、それを挟むインの吉永と、3コースの馬場貴也が1艇身スタートを決める。ダッシュ勢はカドの馬袋義則以下、3艇とも内の吉田よりさらに立ち遅れ、この時点で優勝争いは吉永と馬場の両者にほぼ絞られたが、前回は馬場の2コース差しを許したインの吉永が、きっちり逃げを決めて雪辱を果たした。
馬場は2コースがヘコんだことでまくりに出る展開となったが届かず、そこを馬袋、三角哲男のダッシュ勢に差し込まれ、2位争いでも遅れを取る。いったんは馬袋の2位もあったが、1周2マークで巧旋回の三角がわずかに前に出ると、そこから終始馬袋を振り切って2位に入線、3位には馬袋が入った。
SG覇者2選手を引き連れて堂々の優勝を飾った吉永は、今年に入り、住之江正月戦では惜しくも準優3着に敗れたが、続くGI尼崎周年で準優勝、そしてびわこ戦国絵巻も準優勝した後に負傷し、長期欠場。休み明け初戦の今大会で優勝と、近年まれに見る絶好調モードで、今後も期待はふくらむ。
なお、吉永に次ぐ人気となった“日本最速男”の地元・馬場が4着に敗れたことで、3連単は4,160円と好配当がついた。