尼崎
住之江
地元・湯川浩司が太閤賞初制覇!!
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全国から豪華メンバーが集結し、6日間にわたって熱闘を繰り広げてきた「GI太閤賞競走 55周年記念競走」の優勝戦が19日の第12Rで行われた。朝から冬の日差しが水面に降り注ぎ、準優勝戦と打って変わり、穏やかな天候でアウトドアでも十分観戦できるほどだった。
優勝戦のS展示では、戦前の予想通り、淡々としたコース取りで、枠なりの3対3。最終日も圧倒的なイン有利のレース展開が続いていただけに、1枠の服部幸男に人気が集中するのは当然の流れ。
そして、いよいよ本番。6艇が一斉にピットアウト…と思った瞬間に、ほとんどのファンが考えつかなかったドラマが起きた。何と服部がピット離れで遅れ、湯川浩司、山口剛らに抑え込まれてしまったのだ。服部は大きく回して、2マークブイを目指したが、湯川に先に回られ、2コースで我慢するしかなかった。湯川、服部とはやや間隔を置いて3コースに山口剛。進入はインから213/456。内の2艇の進入はそれほど深くない。6艇とも素晴らしいスタートを決めたが、その中でも内の2艇は0台(湯川07、服部05)の踏み込み。湯川がインからしっかりと先制する。服部は差しに構えたが、動揺があったのか、それとも山口剛の全速につられたのか、1マーク大きく流れる。その内を差したのが辻栄蔵だ。樋口亮もそのあとを差す。秋山広一は回っただけ。
BSでは湯川が他艇をリードし、2マークを回った時点で優勝を確定づけた。湯川は太閤賞初V、GIは昨年6月の戸田DC以来、通算8度目。通算Vは31度目(SGV4を含む)となった。
今年は正月の王将戦準優勝戦でF、直前の宮島周年で妨害失格と悪い流れが続いたが、このVで、それも吹っ切れたはず。3月の総理杯も楽しみになってきた。
なお2着には辻、3着は山口剛が2マークで転覆したため、樋口が浮上し、3連単は2万円台の高配当となった。