平高奈菜を筆頭に地元6選手が全員A1!
7/29 23:09更新
これまで地元勢の活躍は数えるほどだったこのレディースチャンピオンだが、今年は地元6選手が全員A1で、いかにも強力だ。
その筆頭が平高奈菜であることはいうまでもない。昨年11月の「京極賞開設69周年記念競走」で優出、先日のSG「第49回ボートレースオールスター」でもSG初優出を果たした。このタイトルは、歴代の女子強豪が"ようやく"手に入れるケースが多い。一昨年の平山智加、昨年の遠藤エミもそうだった。今年は平高に"機が熟した"感がある。
同タイトル史上最多のV4を誇る山川美由紀、それに平山の実績も説明不要だろうが、新期勝率なら平高に続くのが松尾夏海。スタートの質が向上して1着数を増やしている。中村桃佳もそろそろ怖い存在。既に18年にGⅡ「第2回レディースオールスター」を制し、その後産休明けから約2年、ターンの切れが戻ってきた。西村美智子も3期連続のA1に定着。スタート勝負なら互角以上だ。
この香川勢にとって最大の強敵は、瀬戸内海をはさんで対岸の児島からやってくる岡山トリオだ。
まずは2期続けて女子勝率1位に君臨している田口節子。女子初の24場制覇、昨年、PGI「第10回クイーンズクライマックス」を制し、オールレディース戦もV4と、円熟味を増して勝ち方を知っている。
2月のGⅡ「第6回レディースオールスター」で、桐生の赤城おろしの中を豪快にまくって制した守屋美穂。さらに大ベテランの域に入っても衰えを見せない寺田千恵。彼女の3回目の戴冠があっても全く驚かない。
この"瀬戸内対決"の一角を崩すとすれば、3年前の覇者・大山千広、昨年オールレディース戦V3の渡邉優美、さらに地力のある鎌倉涼、スタート切れ切れで優出ラッシュの落合直子あたりか。