それぞれの思いを込めて戦う優勝戦

1/25 00:12更新
ルーキーシリーズの予想は難しい。5日目は1Rでインから6着に敗れた秦直也が7Rで準優メンバーを相手にまくりで勝利。3R、5コースからまくり差し1着で前原大道と野中一平に先着した溝口海義也が9Rはインから不良航法で4着。その他にも、予選敗退組が準優メンバーを破るなど予測不能なレースが相次いだ。そんな中、やはりA1級はここ一番で経験値の違いを見せつけて5人全員が優勝戦へ進出。中でも上田龍星&小池修平の大阪・117期コンビが安定した走りを披露した。

A1級2人とB級4人が対決した準優10RはF2の野中が勝利。2コース差しでバック先頭だった中村泰平は2着、1号艇の國分将太郎は3着に終わった。年長組の115期・野中は今期F2。12月の鳴門、宮島で2節連続Fを切ったあと、年またぎの蒲郡、前走多摩川と連続優出。「F2になってからは1コーナー、1コーナーがターンの練習だと思ってレースに臨み、Sも遅れないように集中している」と前検日に語っていた通り、質のいいSとターン力で優勝戦へ勝ち上がった。準優で狙い通りの2コース差しを決めながら、野中に逆転された中村は「2コーナーのミスが悔しい」と厳しい表情。中村のミスというよりも、一瞬のスキを逃さない野中の集中力が勝っていた印象だ。11Rは123期の山田真聖と前原が5、6コースからゼロ台Sを決めたが、インからコンマ22の6番手Sの小池が逃げて勝利。チルト1度で2着争いを繰り広げた前原は「夢を見たんですけどねぇ。しゃぁない!」と3着に終わり無念の表情。山田と一緒にリプレイを見ながらレースを検証したあとは、「2周バック(黒野元基と接触)は僕が悪い。いい調整はできていた」と潔く負けを認め、やりきったという顔をしていた。12Rは上田がインから快勝し、2着の井本昌也がB級ではただ一人優出。優勝戦にはA1の大阪2人と愛知が3人。117期の上田、小池、中村が勝ち上がった。

優勝戦1号艇なら余裕で優勝しそうな上田だが、21年は優勝ゼロ。前節のオール大阪を含め、優勝戦1号艇での負けが続いている。「今節逃げられなかったらヤバイですよね。だから今節は逃げます。今年は優勝回数を増やしたい。自力でSG出場権を勝ち取りたい」と目標を口にした。今節一の実力者である上田にも上田なりの葛藤がある。先を行く上田を追いかけ続けた小池にも小池の思いがある。養成所チャンプ決定戦で両者と戦った中村も、前走戸田ルーキーシリーズの優勝戦1号艇で3着に敗れた悔しさがある。F2の野中もしかり。それぞれがそれぞれの思いを込めて戦う優勝戦。上田、小池、中村は養成所チャンプ決定戦で表彰台に立ち、優勝は小池、2着が中村、3着が上田だった。A1に成長し、優勝戦で対決する3人の結末はいかに…。前節の児島ヴィーナスシリーズはインの田口節子が敗れる波乱となったが、今回は上田の勝利で決着だ!
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