國分将太郎の過去!

1/22 23:51更新
ボートレースは野球やサッカー、体操やフィギュアスケートなど、幼少期や学生時代に基礎を培わなければならないスポーツと異なり、養成所に入所してから横一線のスタート。志望動機も人それぞれで、最近では他の競技で輝かしい実績を持つ選手も増えた。元甲子園球児もいれば、元空手チャンピオン、元バイクレーサーチャンピオン、元ボクサー等々、他のスポーツから転身した選手が多数存在する。プロとして勝負の世界で生きる。男女の差なく活躍できる。そんなボートの魅力はCMでも伝えられている。だが、過去の実績で注目されるのは最初だけ。必ずしも元○○チャンピオンが成功するとは限らない厳しい世界なのだ。

今節のメンバーでは、上田龍星が自転車競技のBMX経験者であることはよく知られている。BMXで鍛えたバランス感覚がボートレースで活かされている好例だ。実は今節の中に元世界チャンピオンがいた。当地初出場の國分将太郎だ。こちらもその世界では有名だろう。名前を検索すれば、すぐに経歴が出てくる。そう、國分はジェットスキーの世界チャンピオンだ。さらに、当地と縁があった。「ジェットスキーの世界チャンピオンということで、テレビ番組で田村隆信さんと対決させてもらったんです。その撮影が行われたのが児島ボート。田村さんに勝ってしまい、田村さんからボートレーサーになれば、と言われました」と漫画のようなエピソードを披露した。テレビ放映されたのは2015年2月。晴れてボートレーサーとなった國分だが、まだ田村と会ったことはないらしい。ボート選手として当地を走るのは今回が初めてだったが、実は別な形で水面を走っていた。過去の輝かしい経歴がありながら、國分は謙虚で誠実。世界を見た男は、プロとして結果を残してこそだと重々承知している。

123期の國分は前原大道と同期。前原は123期の養成所チャンプだ。特に目立つスポーツ歴があるわけではないが、父は元競輪選手、姉は現役ボートレーサーの前原哉と勝負師一家。事故で昇進は遅れているが、岡山支部の中でも将来性は高く評価されている。デビュー当時は父や姉の話題が付いて回ったが、現在その話題は出てこない。前原はかつて言っていた。「誰かの息子でも、弟でもない。前原大道になりたい」と。同期の國分と山田真聖が派手に6コースから勝利した3日目。前原の闘志に火が付いたことは間違いない。2022年こそはその名を、その実力を持って知らしめる。前原の勝負の4日目に要注目!
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