予選首位争いを制したのは佐藤翼!

10/12 23:56更新
SGV12を誇る松井繁を筆頭に、SG覇者21人が参戦した今大会。オーシャンカップVの濱野谷憲吾、メモリアルVの原田幸哉ら賞金ランク上位につけている今年の顔も参戦していたが、今大会は波乱の展開。日々主役が入れ替わり、最終的に予選トップは佐藤翼が勝ち取った。

準優進出メンバー中、SG覇者は8人。初日1RにGI初勝利を飾った浜先真範、前走地・宮島の完全Vで勢いに乗る藤山翔大、地元周年初出場の入海馨らSG出場経験のない若手がSG覇者をおさえて準優進出を果たした。

4日目も逃げが4回だけと決まり手は多彩。潮回りが悪く、本来は全速ターンが決まりにくいコンディションであるにもかかわらず、まくりで攻める選手がシリーズをリードした。その筆頭が佐藤。初日のイン戦はS遅れで2着だが、2日目はまくりで連勝。4日目も2、6コースからまくり切って予選トップの座をもぎ取った。今節の潮回りなら、差しが決まりやすいことがこれまでの定説。今大会はそれを覆すレースが繰り広げられた。

機力評価は36号機が断然で、2番手評価が57号機。36号機の渡邉と57号機の佐藤が注目を集め続け、まくり4勝の佐藤が1位の座についた。普通なら佐藤がこのままGI初優勝へ突き進む、という絵が浮かぶが、今大会はひと波乱起きそうなムードが漂う。佐藤の57号機は6月のグランドチャンピオンで興津藍が仕上げて以降、行き足から伸びが抜群。お盆のオール岡山では末永由楽が優勝したが、ダッシュ戦の方がより威力がある印象だった。10Rで6コースまくりを決めた佐藤は速攻でプロペラを内向きに叩き変えていたが、果たして準優ですんなり逃げ切れるか不安要素もある。準優は経験値がものを言う。地元勢が3人出場する12Rは波乱含みだ。

ここでクローズアップされるのが茅原悠紀の存在。佐藤と同率ながら、上位着順差で2位。4日目のレース後はずっとペラ調整を行っていた。前走地多摩川周年をまくりで制した茅原が最も登りたい山が当地のGIだ。過去には1号艇で負けた苦い経験もある。佐藤とは機の素性で大きな開きがありながら、ピタリと2位につけているあたりに凄味が感じられる。

この両者には因縁がある。それは12年9月の徳山新鋭王座。優勝戦1号艇の佐藤はFに散り、茅原がGI初優勝。茅原は2年後の平和島グランプリでSG優勝を成し遂げた。一方の佐藤は昨年10月ボートレースダービーでSG初優出。今年のオールスターでも優出を果たした。34歳になった茅原と33歳の佐藤が再び同じ構図で対決する今大会。イン優位と言えない流れであるため、最後の瞬間まで主役は誰か分からない。

36号機の渡邉や、グラチャンで36号機を操り優出2着の菊地孝平も強敵。グラチャンVの前本泰和、当地でSG初Vを飾り、今なお強い今垣光太郎もいる。当地ダービーV実績を持つ毒島誠も前走地・多摩川周年の雪辱を期す。

6月のグランドチャンピオンは準優で1号艇が全敗。まくりが乱れ飛ぶ今節、準優も何かが起こりそうなメンバー構成となっておりワクワク、ドキドキが止まらない。
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