夏の浜名湖女子戦はイン壊滅!?

7/21 23:05更新
昨年末にクイーンズクライマックスが行われた浜名湖だが、そのイメージのまま舟券予想をすると痛い目に遭う可能性が極めて高い。

冬の当地と夏の当地はまるで別の水面だと思った方がいい。特に女子戦はその傾向が強い。そもそも当地の女子戦は全国平均と比べるとインコースがやや弱く、カドの4コースが強い。まくりが決まりやすい特徴もあり、カド攻めが利く当地の女子戦は波乱が生まれやすい。

しかし昨年のクライマックスではインコースを含む内コースが猛威を振るった。特に2コースが強く、節間通しての1着率は23.6%を占めたことで、内が強いというイメージが残っているファンも多いだろう。ただ、ひとまずそれはリセットした方がいい。

当地の夏場は向い風がほとんど。逆にクライマックスが行われた冬はほぼ追い風だった。この差はレース傾向に表れる。昨年9月に行われた当地の女子戦では4コースのカドまくりがバンバン決まった。節間の4コース勝率はなんと21.4%。まくり率に至っては27.8%という数字を残している。気温上昇によるパワーダウンと向い風で、下手するとイン壊滅という状況に陥っても不思議ではない。

また、2コースの差し切りも夏場ではかなり減少傾向にある。出足が落ちるため、落として回るとエンジンの反応がついてこないことがあるためだ。タイプ的に見るとスピードをつけて握っていく選手が夏場では好成績を残す可能性が高い。そういう意味では若手にチャンスがある。ただ、それは良いエンジンを引ければの話だ。

ちなみにエンジンは当地おなじみの中間整備が入った48号機の行方が気になるところ。整備が入った節で繁野谷圭介が優勝。続く古川誠之も好成績を残した。このほかでは51号機の伸びがかなり強力。次点で8号機、38号機あたりにも注目したい。ダッシュが利く夏場は特に伸びるエンジンは要チェックだ。
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