第49回オールスター 狙って取れる高配当

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●宮島で下げ潮、向い風ならまくりを買え

4月に宮島周年が開催されました。そのシリーズは1コースが弱く、2日目に5回の万穴が飛び出しました。10Rから3連続で万穴です。その時の条件が、干潮に向かう時間で向い風でした。地元の山口剛は「この風とこの潮ならダッシュが有利です」とコメントしていました。今回のオールスターは3日目まで後半のレースが下げ潮の時間に当たっています。その時間帯に強めの向い風が吹くようならまくりを狙ってください。

●3連勝なしの舟券で高配当を取る

SGでは枠なり進入がほとんどです。1号艇で1コースが手に入るレースで1着を取らないと予選通過が難しくなります。過去3年間のSGの1コース1着率は63%もあり、全レース平均の55%よりも高くなっています。3レースに1回の割合で1コースが1着です。こうした状況を踏まえるとSGで連勝は難しくなります。うまく展開にはまって2連勝しても、3連勝のかかったレースは、外枠に回されるといったことが多くなります。2連勝したので、対戦相手もきつくなるものです。SGの予選で2連勝したから3連勝と考えるのではなく、「3連勝はない」と決めつけて舟券作戦を立ててください。2連勝したことで人気を集めるので、3連勝目に負けると高配当になるかもしれません。

●SG・GIの2コースまくりは大競りになる

1コースは進入時に空中線に吊されている赤旗が目安になりますが、微妙なのが2コースです。まっすぐに走ると差しを決めるにも、1コースの選手が回るのを待ってからになります。レバーを落として待っていると3コースから全速を浴びせかけられ航跡にはまって6着大敗です。そのためできる限り3コースの方へ幅寄せして、3コースを止めたいわけです。幅寄せが厳しいと判断すると、2コースは1マークでまくりに行くしかありません。1コースとの艇間隔がないままのまくりなので、当然のように1コースの反発があります。1マークで大競りというパターンです。「教えてボート」に決まり手が載っているので、2コースの選手にまくりが多いと競り合いを想定してください。

●女子選手は3着で受けろ

今回のオールスターに9名の女子選手が出場します。高田ひかる倉持莉々實森美祐がSG初出場です。1コースを取れば軽量の強味で1着を取れますが、人気になるので舟券の魅力はありません。人気の死角になるのが外枠に回されたときの女子選手です。3着に食い込んでくるので、1コース以外に女子選手がいるレースは3着で受けてください。昨年の若松のオールスターは、8名の女子選手が出場していましたが、3着になったレースが14回もありました。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。