期始めでも1コース有利は変わらず

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新期のスタートです。前期のフライング休みを消化していない選手がいます。期始めにスタート事故を起こしたくないという選手もいます。常識で考えると、期始めはスタートがバラついて横一戦のスリットになりません。そのため、まくりやまくり差しが決まりやすくなると考えられます。本来なら1コースが弱くなるはずと考えられてきました。しかし、データを調べると、期待した結果が出ていません。

全国平均の1コース1着率は55%です。まくりやまくり差しが決まれば、1コース1着率が下がるはずです。昨年の11月1日~7日での全国のコース別成績を調べると、1コース1着率は60%もありました。通常の1コース1着率よりも高めです。考えられる理由は、ダッシュ戦を選択した選手が強気のスタートを行かないからではないでしょうか。スタートが慎重になるのは1コースとは限りません。舟券作戦で余分なことは考えない方が良いということでしょう。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。